反発力が増したテンポアップシューズ New Balance FuelCell Rebel v4 をレビュー

New Balance FuelCell Rebel v4のアッパーは、エンジニアードメッシュを採用。比較的薄めのアッパーで通気性と軽量性を重視しています。

タンやヒールカップなども薄めになっており、軽量性による足抜けの良さをもたらしています。ある程度スピードを出して走るテンポアップシューズらしい仕上がりになっています。

FuelCell Rebel v4 の最大の特徴はミッドソール素材の改良にあります。新たにPEBA配合のFuelCellフォームを採用したことで、前作の v3 と比べて反発弾性が向上しました。

前作では比較的フワフワした印象でしたが、今作の v4 ではモチっとしたような接地感になっています。

また、ミッドソール自体に厚みを持たせることでクッション性も確保されています。反発性がありながらも疲労を感じにくく、長距離を走り続けることができるシューズだと感じました。

テンポアップシューズは軽量性のためにラバーが貼られていないことも多いですが、FuelCell Rebel v4のアウトソールには素材を変えた2種類のラバーが貼られています。耐久性がしっかりあるため、日々のランニングに躊躇せず使うことができます。

また、前作と比べて設置面が広く取られています。ミッドソールの厚みが増すことで課題となる安定性を、アウトソールを広げることで解消しています。

FuelCell Rebel v4 を実際に履いて走ると、その反発性の高さが印象に残りました。明らかに前作の v3 とは異なる反発性の高さで、新たに採用されたPEBA素材の効果を感じます。

シューズ自体も軽量で足抜けも良く、比較的早いスピードで走るのが気持ちいいテンポアップシューズとなっています。個人的にはキロ4分台からキロ5分程度のペースにちょうどハマりそうです。

New Balance FuelCell Rebel v4 はテンポアップシューズを探しているランナーにぴったりです。高い反発性がありながらもクッション性も確保されており、初めてのテンポアップシューズにもおすすめ。

また、カーボンプレートは搭載されていないため、カーボンプレート特有の足の疲労感や走らされている感もありません。カーボンプレートのシューズが苦手な方や、プレートのないテンポアップシューズを探している方にもおすすめできます。