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初めてのプレート入りシューズとしておすすめ New Balance FuelCell Propel v4 をレビュー

FuelCell Propel v4

FuelCell Propel v4フューエルセル プロペルv4)はニューバランスから20237月に発売されたランニングシューズです。

ベーシックで自然な履き心地のアッパーTPUプレート内蔵のミッドソール耐久性重視のアウトソールが特徴の一足。詳しくレビューしていきます。

ベーシックで自然な履き心地のアッパー

FuelCell Propel v4 アッパー

Propel v4のアッパーは比較的厚め、硬めのメッシュ素材が採用されています。良い意味で普通の自然な履き心地と感じました。

タンは厚めですが柔らかい素材感で圧迫感はありません。また、ヒールカップも硬めで安定感があり、しっかり踵をつかんでくれます。

TPUプレート内蔵のミッドソール

FuelCell Propel v4 ミッドソール

Propel v4のミッドソールはFuelCell 素材のフォームにTPUプレートを内蔵しています。

このTPUプレートが Propel v4 の最大の特徴で、カーボンプレートよりもしなやかで体への負担も少なく、乗りこなしやすい印象。

適度な反発性を持つ FuelCell フォームとの組み合わせによって、シューズが接地した際の反発を生かして走ることができるシューズとなっています。

耐久性重視のアウトソール

FuelCell Propel v4 アウトソール

Propel v4のアウトソールは、耐久性の高いラバー素材が使用されています。学生の練習用シューズとしても意識されて開発されているため、軽量性よりも耐久性重視の設計となっています。

上位価格帯のテンポアップシューズなどと比べると少し重たく感じますが、その分耐久性があります。

また、アウトソールの中央部分には溝がつくられており、TPUプレートの反発を活かす設計が見られます。

New Balance FuelCell Propel v4 の実走レビュー

Propel v4を履いて走った最初に感じたのは、やはりTPUプレートの存在です。New Balance の FreshFoam シリーズなどと比べると硬く感じますが、接地した際に反発してくれていることが分かります。

適度なクッション性のある FuelCell フォームも合わさってモチっとした接地感を感じました。

反発性を生かしながらどんどんテンポを上げていくことができるシューズで、個人的にはキロ4分台から5分前半くらいのペースがちょうど良さそうという印象でした。

New Balance FuelCell Propel v4 をおすすめするランナー

New Balance Propel v4 は、はじめてのプレート入りシューズを探しているランナーにおすすめできるシューズです。

Propel v4 に採用されている TPUプレートはカーボンプレートほど硬さがなく、体への負担も少ないためプレート入りシューズに慣れるためにはピッタリ。

レース用にカーボンプレートのシューズを持っている方の練習用シューズとしてもおすすめできるでしょう。

耐久性も高く、比較的安価に購入できるため、日々走り込むためのシューズとしてちょうど良さそうです。

この記事を書いた人

ランニングシューズアドバイザー編集部

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