軽量で反発性の高いテンポアップシューズ HOKA RINCON 3 をレビュー

RINCON 3(リンコン3)はホカから2021年8月に発売されたランニングシューズです。
自然な足入れ感で軽やかなアッパー、反発性の高いミッドソール、軽量性と耐久性を意識したアウトソールが特徴の一足。詳しくレビューしていきます。
自然な足入れ感で軽やかなアッパー

RINCON 3 のアッパーは、ランニング中の快適性とサポートを考慮して設計されています。
エンジニアードメッシュを採用しているため、通気性が非常に高く、長距離ランニングでも足が蒸れにくいのが特徴です。
また、足の形状に自然とフィットする設計により安定感を高め、長時間の使用でも疲れにくい構造になっています。
RINCON 3 にはワイドモデルも展開されているため、自分の足の形状に合わせてちょうど良い幅を選ぶことができます。
反発性の高いミッドソール

RINCON 3のミッドソールは、軽量でありながらクッション性も優れています。
このシューズの特徴の一つは、長距離を走っても足への衝撃が少なく、疲労感を軽減してくれる点です。
また、反発性が高いため、足の推進力をサポートし、次のステップへの移行がスムーズです。しかし、極めて柔らかいクッションを好むランナーには、やや硬めに感じられるかもしれません。
実際に走ってみると、硬さと柔らかさのバランスが絶妙で、キロ4分などの比較的速いペースでのランニングにも対応しています。
デイリートレーナーとしてだけでなく、テンポアップシューズとしても利用できるでしょう。
軽量性と耐久性を意識したアウトソール

RINCON 3 のアウトソールは、耐久性と軽量性のバランスが優れています。やや少なめながらも効率的にラバーが配置されており、軽量性を確保しながらも摩耗に強い設計になっています。
アウトソールのグリップ力も悪くなく、ウェットコンディションでも安定したグリップ力を発揮しました。ただし、濡れたマンホールの上などでは滑りやすいため注意が必要です。
HOKA RINCON 3 の実走レビュー
RINCON 3を実際に履いて走ってみた経験から言えることは、このシューズは「軽量性」と「快適性」を極めてバランス良く備えているということです。
初めて履いた瞬間から感じられる軽さに驚かされますが、その軽さが数十キロのランニング中も持続し、足への負担を大幅に軽減してくれました。
また、ミッドソールのクッション性が硬すぎず柔らかすぎずのちょうどいい反発力のため、ランニングのリズムを自然と高めてくれる感覚があります。
HOKA RINCON 3 をおすすめするランナー
RINCON 3は、軽量で反発性のあるテンポアップシューズを探しているランナーにおすすめの一足です。
テンポアップシューズではありますが、カーボンプレートは搭載されていません。プレートの接地感が苦手なランナーや初めてテンポアップシューズを購入するランナーには特におすすめできるでしょう。
日々のランニングよりもすこし早いペースでのトレーニングを取り入れたい方、初めてのレース向けのシューズを探しているランナーにぴったりのランニングシューズです。
この記事を書いた人
ランニングシューズアドバイザー編集部
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