クッション性と反発性を両立した最新作 HOKA MACH 6 をレビュー

MACH 6(マッハ6)はホカから2024年2月に発売されたランニングシューズです。
しっかりしたホールド感のあるアッパー、厚みがありながらも軽量なミッドソール、前作よりも耐久性が向上したアウトソールが特徴の一足。詳しくレビューしていきます。
しっかりしたホールド感のあるアッパー

MACH 6のアッパーには今作から新たに採用されたクリールジャガードメッシュが採用されています。 場所によってメッシュの粗さが異なりますが、基本的には HOKA らしいしっかりしたアッパーです。
他社で採用されているようなニットアッパーのような柔らかさはありませんが、その分確かなホールド感があります。
また、アッパーと一体型のガゼットタンはずれにくく、かかと部分も高めでホールド感があるため、走っている際に足がすっぽ抜けてしまう心配はありませんでした。
厚みがありながらも軽量なミッドソール

MACH 6のミッドソールにはスーパークリティカルフォームEVAが採用されました。前作の MACH 5と比べると反発性を維持しながら軽量になったイメージです。
2層に分かれたMACH 6のミッドソールは厚みがありながらも軽量で適度な反発性とクッション性があります。とはいえ柔らかすぎることもなく、自然な接地感を感じながら走り続けることができます。カーボンプレートが搭載されたシューズの固さが苦手な方にもおすすめ。
前作よりも耐久性が向上したアウトソール

MACH 6 のアウトソールは前作の MACH 5 よりも耐久性が増しています。
前作はアウトソールにラバーが貼られておらず、耐久性が良いとはいえませんでしたが、今作では薄めながらもラバーが貼られており、耐久性が確保されています。
負荷がかかる箇所にのみラバーが貼られており、さらに適度に肉抜きされているため、軽量性も意識していることがわかります。
HOKA MACH 6 の実走レビュー
実際にMACH 6で走った感想としては「良い意味で普通」だと感じました。ちょうど良いクッション性と反発性のバランスで自然な足運びで走り続けることができます。
厚みのあるミッドソールは足への負担が少なく、適度なペースで走り続けることができました。沈み込みすぎないのでキロ4分程度のある程度早いペースにももたつきを感じず対応できるシューズだと感じました。
HOKA MACH 6 をおすすめするランナー
MACH 6はキロ4分〜5分半程度のやや早めのペースの速度帯でのランニングシューズを探している方におすすめできます。HOKA の ボンダイやクリフトンよりも早いペースで走りたい方がステップアップするためには特にピッタリです。
カーボンプレートは搭載されていないため、自然な接地感で走りたい方、カーボンプレートシューズを持っている方のデイリートレーナーとしてもおすすめです。
この記事を書いた人
ランニングシューズアドバイザー編集部
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